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2014.6.17 ikkei 松平店 プレオープン決定。
テーマは『自然に寄りそいながら、ヒトヤスミ（「人」「一」休み）』
自然の中で盆栽を作りたいという思いをずっと温めてきたmoss green ikkei 代表 三浦が、創作活動の拠点として選んだのがこの松平だ。「お店に訪れたお客様に自然の中で植物を選んでもらいたい。」そんな思いからこの場所を選んだ。
ギャラリー兼住宅の完成に併せて、今月６月１７日に「moss green ikkei 松平店」をプレオープンさせる。盆栽を見にきたお客様に製作風景を見てもらうことでより商品を知ってもらいたい。また松平店では盆栽商品の展示販売は勿論、盆栽教室も行う。「教室の後は裏山を望むテラススペースでまったり植物の話をしたいですね。景色の移ろいを感じながらコーヒーを飲むなんて最高じゃないですか。」とカフェも計画中だ。
平日は庭の仕事をしているため、まずは土日のみ営業。『ちょっと疲れたから、週末ikkeiさんのお店行こうか』って言ってもらえるような場所にしたいですね。」盆栽と自然を通して、身体も心も休めるような場所。そんな場所を作っていきたいと三浦は語る。
徳川家発祥の地と言われる「松平郷」。ここには松平東照宮をはじめ、初代親氏をまつる高月院、松平城址など松平氏ゆかりの史跡が多く残っている。春はサクラ、初夏にはハナショウブやアジサイの花々、秋にはハギの花や紅葉など、四季を通じてさまざまな自然の風景を楽しむことができる。
ikkeiでは盆栽教室も行う。盆栽体験の前にまずは裏山を散歩しようと誘われた。三浦は語る。「都心から離れたこの松平で、自然の空気を吸い、鳥の声を聞き風を感じ、土に触れる。自然を感じながらの盆栽を作り、植物との対話を楽しんでもらいたい。」
都心では味わえない ikkeの盆栽体験を通し、心の豊かさを育み、新しい自分を見つけるのも楽しみだ。
お店の場所は豊田市松平インターを出て１０分。住宅街の中にぽつんと佇む漆黒の家が「moss green ikkei松平店」だ。まだ養生仕立ての草木が並ぶ中に三浦自らが工房を建てている。まだ作業途中であるが、お客様にも完成までの様子を一緒に観てほしいとの想いからプレオープンを決めた。
「造園をする時、施行が終われば仕事が終わる訳ではない。植物が育ち、色づき、住宅と融合してきてこそ庭が完成する。だからこそ、訪れるお客様にも一緒に”庭ができる”過程を楽しんで頂きたい。」
構想３年。三浦の理想が詰まったこのお店で、お店に通い、植物の成長過程を一緒にみつめ、三浦の描く「完成」を一緒に見届けたい。 取材：矢壁彰太
